History

設立

◎1978年(任意団体発足)
◎2016年9月12日(法人設立)
・有機認証団体:公益社団法人全国愛農会
・有機認証面積:15ha
・初回認証年月:2001年5月

沿革

◎1978年
二本松の有志17名で農協の部会として発足。環境に負荷の少ない自然に優しい農法を実践し、お客様と顔と顔の見える関係を大事にした提携を基本として信頼関係を築きながら歩んで参りました。
◎2001年
有機JAS認証制度ができ、13haの面積で取得。
◎2003年
全国環境保全型農業推進コンクールにて、農林水産大臣表彰をうける。
◎2006年
有機農業推進法が制定される。農業者が有機農業に取り組めるように政府と自治体に義務付ける。(福島県は2004年から取り組んでいる。2008年からは県独自の認証機関)
有機農業を推進するために国、地方公自治体の責務が明らかになり、有機農業の未来に明るい兆しが見え始めていた。一気に普及すると思われた時。
◎2011年
3月11日の東日本大震災、原発事故による放射能汚染、顔と顔の見える関係を大事にした提携の崩壊、消費者が半分以下にまで減った。福島で農業、有機農業を続けるのは困難ではないかと悩みながら、それでも作ってみなければ分からないと種をまき続けた。
◎2016年
会の持続的な運営、技術の継承を図るために法人化した。現在、会員18名、JAS認証圃場15ha。野菜、お米だけではなく人参ジュースなどの加工品にも力を入れている。震災後から綿花の栽培、昨年夏にはソーラーシェアリングを建設し電気も生産している。今後も農業の可能性を学び実践していきたいと考えている。

震災後のエネルギーに関する取り組み

◎2012年
「福島百年未来塾」をNPO法人APLA、NPO法人アーユス仏教国際ネットワーク、NPO法人JIM-NETと共同開催。全6回を開催し有機農業を福島でこそ続けていく意義を再認識するとともに、あまりにもエネルギーに関して無知だったことを反省する。
◎2013年
エネルギー部会の発足、大地を守る会のエネルギーコンペにて特別賞をとる。全国の再生可能エネルギーの先進地視察、バイオマスガス発電を中心に視察。フィリピンネグロス島研修。
https://www.apla.jp/archives/publications/2715

KFC-RCの研修生・スタッフと
KFC-RCの研修生・スタッフと

◎2014年
ドイツ視察を行い、益々バイオマスガス発電に興味がわく。地域を絡めた循環型社会を作り、農地の再生もできるのではないかと勉強したが、実現には労力、資金調達が大変なことに気付き断念。(ドイツ視察の様子は下記を参照)
https://www.apla.jp/archives/publications/3578

ドイツ最大のグントレミンゲン原発の前で集合写真
ドイツ最大のグントレミンゲン原発の前で集合写真

◎2015年
ソーラーシェアリングと出会う。それまで太陽光発電には慎重だったが、気持ちが変わっていく。
◎2016年
ソーラーシェアリング事業を行うことを決める。9月に東京でキックオフ集会を開催しパネルサポーターを募る。12月に農地転用許可申請を提出したが許可が下りるまでに1年3か月かかる。
◎2018年
3月に許可が下り、5月から着工、8月24日から売電開始。

ボランティアのみなさん。最後にみなさんが作った架台の下でパチリ